日本ミツバチ
2010.04.28 Wednesday
おもしろい日本ミツバチの話を聞いた。
春先、女王バチは分家をするための新しい女王を産む。
そして、ある天気の良い日に、なんと群れの半分、15000匹
程の働きバチが新女王に付いて巣を飛び立つのだ。
そのために、あらかじめオスの偵察係が四方八方に飛び、巣に適した穴蔵を探しまわるのだと言う。
一方、ハニー・ハンターはその偵察係のハチが好みそうな
所に、気に入りそうな巣箱をセットして、群れを招くのだ。
自然からの情報を群れの中で伝達し合って生きているミツ
バチ達。その習性を知ったハニー・ハンターは蜜を得ること
ができるわけだ。
また、日本ミツバチの特性として、単一の花に群がらず、
多種類の花の蜜を集めるというのも興味深い。
たとえば、巣の前にレンゲ畑があったとしても全員がそこに
行くのではなく、それぞれのハチが多種多様な野の花を飛
び交い蜜を集めるのだそうだ。
なにか、それってとても縄文的じゃないか?
そんな話をしてくれたフィル君は、ハチのことを知り尽くした
養蜂家の先生から教えを受けた。そして去年、彼自身で日
本ミツバチの群れを招くことに見事成功して、その縄文的
蜜を味わうことができたのだ。
春の田んぼで、今日はなんという幸運だろう。
日本ミツバチの貴重な情報を得たうえに、自作の巣箱を
フィルが持って来てくれたんだ。
あと,偵察蜂はメスではないかと思いますよ!