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田の草取り
 今年は田植えの時期に日照りが続き、なかなか田植えのタイミングが来ませんでした。

そうこうしているうちに、苗代のなかで苗が育ちすぎて窮屈になってしまい、

田植えの時には苗の状態があまり良くなくなってしまった。

やっぱり水が自由にならない棚田の手植えの場合は、苗代に種モミを蒔く時に

充分にすき間を開けてまばらに蒔くことが、田植え時期の幅をもたせ

リスクを少なくする意味でホントに重要とキモに命じる・・

その後7月後半は以外に涼しかったが、でもまあ持ち直して元気に分けつして、

特に黒米は元気です。



この2週間程は暇を見つけては田の草取りに〜

夕方から初めて、汗をかいて、日が暮れる頃さっと家に帰って風呂に入るのが

くせになる程気持ちいい〜

それで、だいたい田の草取り一巡。さあこれからガンガン暑くなって、稲たち

スクスク育って欲しいもんです。



と言ってるうちに一番早稲の香り米はもう出穂しているではないですか

季節のめぐりは早いもんやね



ワークショップ田では女性陣が、お盆までには草取り終わらせにゃあね〜と

がんばってます。




火入れ 水入れ
 立春ですね

もう、ひと月余り冬眠状態です。

でも時折り田んぼに行って作業もします。先日は野焼きをしました。

何となく田んぼが火を欲しているような気がして、所々にワラを積み火を入れます。

カリ分の補給になると思うが、田んぼにお灸をしているような感じもして・・・

でもとにかく、冬の日差しの中で白煙が谷戸に立ちこめて、気持ちがいいのです。



去年からこのところ、経済や政治などの事がほんとうに幻影のように見えてきました。

もう幻影に向かっていても、しょうがないなあと感じる人は多いと思う。

国を家にたとえるなら、もう出家するしかないなあと・・

出家というのはもちろん意識のうえの事で、自分も含め、ひとりひとりの中で

それぞれに起きている意識の変革こそ、リアルなんだろうなあという事です。

分離してしまった幻影世界から、宇宙という自然に響き合うためには、

意識の自立が必要ということかな・・・



・・1979年にボブ・マーレーが歌っていた・・・


「ある者はすべてを手にいれ

 ある者にはなにもない

 ある者は希望と夢を手にし

 ある者は目的すら失った・・・


 ある者には真実と願いが

 ある者には誇りと屈辱が

 ある者は策略を企て

 ある者は道とその意味を知る・・・



 兄弟達よ 姉妹たちよ

 説教や議論はもうやめだ

 僕らは生き残らなければならない

 大いなる時代がやってきたんだ


 ある者はうわべを飾る

 ある者は心を失わない

 ある者はしっかり立つこともできない

 ある者はもう待つこともできない


 僕らは生き残る

 この非人間的なテクノロジーの時代に生き残る

 科学の非道のなかで生き残る

 原子力という誤ちのエネルギーの中で生き残る
 
 一生危険を強いられるこの世界で生き残る


 僕らは生き残る 」

  
    SURVIVAL/Bob Marley [ライオンのうた] より



ぼくたち一人一人がそれぞれに、 より自然へとより宇宙へと意識を変容していく

につれて、幻影の世界が消え、次の世の中のかたちや次のエネルギーシステムが

見えて来る・・・

そんなことを思う冬眠でした。



去年四国の里山に移ったソガメくんが来ていたので、今年の田んぼメンバーの渡辺くん

プーサンと一緒に溜め池の土掬いもした。年々土が溜まって草が増え、ここに植わって

いる蓮が元気がなくなってきたので・・。これで夏にはまた蓮の花がきれいに咲く

でしょう。



こんな感じで畔の修理も・・・何かアートのようにも見えるよね・・

そう言えば今年の葉山芸術祭では田んぼでコンサートで参加しようかな・・



火を入れた後に、田んぼに水を入れる・・

もうこの谷戸は水の世界です・・

立春大吉。もうしばらく、冬眠しようかな。。。



めぐっている時間
 
暑いですね〜 

でも棚田にとってはこの日差しがありがたいです。

この季節の田んぼが一番好きだな〜

育った稲たちが、海原の波のように風に揺れているのを、

木陰に座って見ているのは本当に気持ちがいいのです。

涼しい頃に田の草取りを一応終わっているので、お日様さえ照ってくれれば

株の分けつも進みどんどん育ってくれるでしょう。



中に分け入ってみると、ヤゴがトンボにアセンションしていたり


クモがなかなかのアートをしていたり



やっと出て来た蓮の蕾を発見したり、

飽きることがありません。


ここにいると、時間ていうのは、めぐっているんだなあと納得します。

そのめぐりの中で実りがやって来ます。

「めぐり」の「みのり」が「めぐみ」なんだね。と一人で納得。



畔道の 時間はめぐり 環になりて

めぐりは実り 恵みとならん






そういえば、いのちの祭りも廻り廻って今年9月に行われます。

88年に「NO NUKES ONE LOVE」の合い言葉で一生懸命に、何か御神輿を

かつぐような気持ちで制作に参加していたのを思い出します。

このへんの事はまた詳しく書きたいですが・・・

今回はウォンさんとの共演ができることになり、とても楽しみです。


遠藤さんと今仕上げているマーパイのセカンドアルバムも、考えてみれば

12年前にリリースした真南風(マーパイ)から一巡りです。

この田んぼも12回の季節の廻りを繰り返してきて、今年は大きな一巡りで

エッセイ集という形に実ります。


いろいろなめぐりの中で自然に実ったものを

恵みとして受け取れるのは本当に幸せなことです。






明日は緑の党キックオフイベントでYaeさんと共演します。

お盆恒例の一色海岸Blue Moonでのライブ、今年は8月10日です〜



田植えの季節
 今年は雨が多く、気温も低めなようですが、苗はちゃんと育ち

先週無事に田植えを完了することができました。

だんだん葉の緑色も濃くなってきたので、順調に根が付いてきたようで一安心。

今年植えたのは、緑米、黒米、香り米、コシヒカリ、イセヒカリ。



このクニでの稲作は、最近の研究では九州では5000年前頃、能登や新潟では

3000年前頃、青森では1900年頃まで推定されるようです。

科学的な調査でも紀元前8世紀頃の土器からプラントオパールという稲の成分が

検出されているとか。

7世紀の日本国の誕生より少なくとも1500年も前から、稲をたづさえて海を渡って

き海人たちは里山ワールドをつくっていました。

ここに植えた稲たちも先祖をたどると、そこまで繋がっているんですね〜




今年から田んぼ体験のプーさん、鈴木さん、KNOBさんも田植えメディテーション。

やっぱり里山DNAでしょうかね。



この子たちはここで生まれた世代なのか、畔で昼寝をしていて人が近づいても

逃げません。草取りも手伝ってます。




一昨日は季節外れの台風が通過して、翌朝心配して見にいってみたのですが

谷に守られて、植えたばかりの稲ですが全然大丈夫でした。



田植えをした田んぼを見学しに、「もりのわ」のかわいい子供たちで

にぎわっていました。素敵な野外ようちえんです。

冬期たん水の田んぼは生きものがいっぱいいるよね〜





6/30〜7/1 にかけて千葉のブラウンズフィールドにて
水彩と音と食のワークショップ+ライブがあります




田植えTシャツ 2012年版です







タネマキ


田んぼに苗代を作って種モミを蒔く時期は、毎年桜の花が散り始めるとき。

苗代の植えにも桜の花びらが散らばって、なんとも祝福の気持ちになります。

今年はちょっと遅めだけど、いや〜 春が来た〜春がきた〜



去年の今頃は311の直後で、種をまこうかどうか迷いました。

でも田んぼに行ってみるとオタマジャクシは泳ぎ回り、鳥たちは元気に鳴いて

田んぼが大丈夫と感じさせてくれました。

実際収穫したお米は検査して不検出でしたが、こんなことをしなければならない

ところまで世の中はきてしまったんだと痛感しました。

この一年、経済や歴史や情報や行き詰まった世の中の仕組のなかで

何がリアルで何がアンリアルなのかが浮き出て見えて来て、それに対して

怒りや恐怖やいろいろな感情も受け止めたました。

でも結局、自分に向き合った一年だったんだと思います。

自分のなかに、自我という自分と世界という自分がいます。

自我と付き合いながらも、世界という自分を育てていきたいよね。







これはとても簡単につくれるティピ型苗代、今年の新作。


今週末土曜日ナチュラル・ハーモニーの河名さんとの対談+ライブ

があります。河名さんはこの一年をどういうふうに受け止めたんだろう、

久しぶりにお会いするのが楽しみです。




パーマネントバレイ

 福岡は糸島の時郎さんたちの田んぼ、

以前言いましたが、今年は新たに大きな谷津田を始めました。

で、昨日送って来た写真、すばらしいです。

なみなみと水をたたえて、不耕起田んぼにきっと美しく稲が実るでしょう。

最初はトラクターを入れて整地したそうですが、さすがに博多っ子は

機動力あるとね〜





この植えにある溜め池に蓮を植えようということになり

うちの溜め池の蓮根苗を掘って送ろうと思うのですが、

なかなか掘るのは大変そうだな〜

でも美しいパーマネントバレイが生まれるのはとても楽しみです。

生物も多種多様に生まれてくるし、

湛水不耕起田んぼは究極のパーマカルチャーだと思います、

そして楽しく美しく、が大事だよね〜




畔道じかんの本の原稿もやっと終わりが見えて来ました。

出来上がるのが楽しみです。




野焼き
冬期湛水にしてからもう9年くらい経つかなあ・・・

1月のある日、水を田に引く前に、いつも余らせているワラを敷いて、

野焼きをやってみました。

このところ、すこし増えて来たマツバイという草対策でもあったんですが。






風がないとワラは燃えにくいので、良い風の日に風上から火をつけます。

何か田んぼが火を欲していたような気がしてやってみた野焼き、なかなか

おもしろかったです。

2月の末ころ季節の変わり目で雨が多くなってくると、

水の香りが誘うのか、山からヤマアカガエルが産卵をしに来ます。

メスが水田で卵を生んでいる間、オスは畔で見守っているようです。



桜が咲く頃には田んぼにオタマジャクシが泳ぎ回ります。

今年も来てくれて良かったなあ・・



2月から、今まで書いていた田んぼエッセイをまとめて、さらに

作業のHow toなどいろいろ書き足して本にしていました。

昨年以前と以後では意識の置きどころが違っているので

とくに昨年以前に書いたものはだいぶ書き直しましたが

寒い季節に机に向かってのその作業が、なかなかおもしろかったです。

初夏には本になっているでしょう。楽しみです。




ライブの合間に
 今月は毎週ライブがあって出かけているのですが、帰ってくると旅の疲れをとると言うか身体

をニュートラルにチューニングします。人の少なくなったビーチを散歩したり、田んぼに来て

ボーっとしていたり・・・

先週は田んぼの片隅に残っていた最後の緑米を刈りました。



緑米は穂が黒紫色で玄米の皮が緑色で、とてもきれいです。九州の武富さんという方が復興さ

せた古代種のもち米で、10年前に葉山に巡って来ました。今ではハヤマミドリとか言ってこの

谷戸では人気です。コシヒカリなどに比べると奥手で、4月に苗床に種撒きしてから田植えを

経て11月に刈るまで7ヶ月以上をかけてこの田んぼで育ちます。自然の気温と自然の養分だけ

で、毎年ゆっくりしっかり育ってくれます。



さてこの日は大小田さんがお茶を点てに来てくれました。

お弁当もお菓子もいただいて、うれしい〜 感謝!!

田んぼで点てていただく抹茶はほんとに格別なんです〜

呆れられるくらい、何杯もおかわりしてしまいます。



手伝いに来てくれた田んぼ仲間の安西くん、午前はサーフィン午後は稲に触れて、お茶をいた

だいて、身体にいいことづくめの1日でした。 ありがとう。

次のツアーから帰ったら緑米の脱穀をしよ〜

楽しみながら稲刈り
 今年の猛暑は日照不足になりがちなこの谷戸にとっては良かったようで良い実りになりまた。

本当にいつも思うのですが、何も肥料を入れず、何も薬を使わず、毎年収穫できるのは、

ありがたく嬉しい世界。

薬を使わなければ、微生物のバランスが崩れないし、耕さない冬水田んぼは、肥料分を生み出

す力が強いからです。

この季節になるとここの田んぼは、それぞれの稲の種が実って自分の姿を表すので、

パッチワークのようになります。






穂が黒いのが緑米、手前の茶色いのが黒米です。


これは香り米、きれいでしょ?


今年は展覧会の絵を描いているので、合間にサッと行って2.3.時間刈って小屋に掛けるという

方法になった。これだと竿を建てなくてもいいし、雨で濡れないので、いつでも脱穀できる。

これを6ローテーションすれば僕のやっている90Kgくらいは収穫できます。

また楽な方法を見つけてしまったかも・・  

何種類かを植えるというのも、実る期間が違うので順繰りに収穫するには便利です。



 今年も登場。



一回目の脱穀はまず脱穀機のセッティングから〜 
いたと竹で台をつくり


その上にシートをかけて脱穀機を置く。


10年使っても元気な足踏み式。


その次は手動の唐箕。


田んぼ仲間のユキちゃんとシンガーのアイリーが助っ人に来てくれました。ありがと〜



さてさて絵を描いていても、田んぼのバイブレーションがやってきます。

今描いている絵は光の中の田植えです。


ぜひ仕上がりを見に来て下さいね・・           真砂




田んぼライフスタイル
 福岡のコンサートの翌日、糸島にある主催者の時朗さんの家をたずねました。

昨年コラボをした波乗りヨギーニ、Junkoさん達仲間と今年の4月から開拓をして、田んぼを

始めたので、早く見に行きたかったのです。うちの緑米や黒米の種も行ってるし、彼らも冬期

たん水不耕起でやっているので、何か孫に会いにいくみたいな感じで・・

着いてみると、彼らの作った田んぼガーデン、センスの良さに嬉しくなりました。


ひょうたん棚も作っています。収穫後これでスピーカーを作るとか。


なんと鶏も飼いだして、毎日数個たまごを産んでいるそうで。

それにしてもオシャレな鳥小屋。




なんかバリに行ったみたいな・・・

もちろん、政治や経済や農業や環境ということを考えることはとても大切ですが、

まずは自分のライフスタイルをパラダイス化することからですよね。

糸島の田んぼガーデンを訪れて、あらためて思いました。 真砂


彼らの棚田作りプロセスを見たい方はこちらを見てください
波乗りヨギーニのブログ